ドボセキ 土木積算システムで絶対落札 » 土木積算の精度をあげるためのワンポイント講座 » 土木積算のポイント 土木積算における拾い出しについて

土木積算のポイント 土木積算における拾い出しについて

拾い出し(数量拾い)は、土木積算の精度を高めるための大切な作業のひとつです。こちらでは、拾い出しの概要について紹介しています。また、注意点や効率化のコツなども併せてまとめているので、参考にしてみてください。

拾い出し(数量拾い)とは?

工事費の積算見積りをするために、設計図などから「必要な部材」「職人の労務量」「建機の使用料」ほか、多岐にわたる項目における数量を計測することを、拾い出しといいます。数量に単価を掛け合わせることで費用を計算し、それを積み上げていくことで、トータルの工事費を算出します。

設計図面に記載されている平面図・立面図・かなばかり図・断面図や、仕様書などをベースに、正確に計測していく必要があります。

拾い出しする際の注意点

一定のスキルが必要

拾い出しは、多数の種類の図面を理解した上で工事のトータルの費用を算出していく作業なので、図面を読み解くスキルが求められます。建築業における経験も大切です。また、正確性も求められることから、かなり専門性の高い作業であるといえます。ですから、拾い出しを担当できる人材を確保しておく必要があります。

属人化しやすい

経験や専門知識が必要な作業であるため、どうしても属人化しがちです。また、時間もかかるので、担当者の負担は決して小さいものではありません。

人為的なミスが起こりやすい

計算ミスなどの人為的なミスが発生しやすい作業であることも、認識しておきたいポイントです。あまり経験がない人が担当すると、数量や金額にズレが生じやすくなってしまいます。

拾い出しを効率化するコツ

表示基準など、拾い出しの基本的なルールについては「建築数量積算基準」で確認できます。作業をスタートする前に一度目をとおしてから、作業中に適宜読み返していくことで、ルールに沿った積算をすることが可能です。さらに、次に挙げるような工夫をしつつ、作業効率をアップしていくことをおすすめします。

  • ピンクやイエローなどの、見やすいマーカーを使ってチェックすると、ミスを防ぎやすくなります。マーカーを引いた部分が印刷したときどのように写るか、あらかじめ試しておくことをおすすめします。
  • 数量拾いのフォームを、Excelで作成するなどして、自分にとって使用しやすいようにしておくと、作業を進めやすくなります。
  • 「拾い出しソフト」を活用して図面データを読み取っていくと、拾い出し作業が簡単になるので、かなりの業務効率化につなげることが可能です。しかも、経験がそれほど豊富でないスタッフであっても使用できるというメリットがあります。また、見積ソフト・システムと連携すれば、積算から見積までをよりスムーズにおこなえるようになります。
イメージ イメージ
地域ごとノウハウが充実
⼟⽊積算システムアトラスとは?
全国21拠点で地域の発注者特徴を把握&研究し積算精度を⽇々研鑽。

30年の実績と土木積算のノウハウが蓄積された土木積算システムATLUS REAL Evo(アトラス レアル エボ)。
その大きな特徴は全国に配置した拠点による地域に密着したサポート体制とシステムのローカライズ(地域化)。
昨今、地域や担当者ごとの土木積算の特徴や習慣をおさえることが土木積算精度を上げるうえで大切になってきています。
アトラスでは各地の拠点にて地域の情報収集、検証作業を行い、知見を蓄積し、導入ユーザーに土木積算ノウハウを共有しています。

イメージ
たった24円違いで落札できない…
熾烈さを極める
公共土木⼯事⼊札!

昨今の公共⼟⽊⼯事⼊札は、建設⼯事の中でも特に精度が求められています。
土木積算システム「アトラス(ATLUS REAL Evo)」を展開するコンピュータシステム研究所の協力のもと、公共工事、土木工事の落札のコツ・ポイントについて解説!

公共土木工事の落札の
コツ・ポイントをチェック

あわせて読みたいページ