積算とは土木・建設工事などにおいて、それぞれの工事作業にかかる材料費や労務費といったコストを個々に割り出し、積み上げて工事にかかる総費用を算出する作業です。
物価本とは実勢価格を記載している刊行物であり、様々な業界ごとに定期的に価格調査が行われて、その結果を反映したものが最新版として発行されています。
建設物価とは、建設物価調査会が発行している建設業界の物価本です。建設工事に必要とされる資機材の価格や工事のコスト、賃貸料金といった諸費用を都市別に調査してまとめ、毎月定期的に発行しています。また建設物価には特集記事として建設業界に関するその時々の新情報や、建設資材関連の情報や統計資料なども合わせてまとめられていることが特徴です。
積算資料は経済調査会が発行している月刊の物価本です。建設物価と同様に、建設工事にかかる資材価格や労務単価、その他の様々なコストを都市別・取引規模・流通状況といったテーマごとに調査して掲載しています。主要な資材に関するコストの推移や市場の様子、主要経済統計、さらには建設行政からの寄稿文といった内容も記載されていることが特徴です。
物価本は最新の市場単価や市況を把握するための重要な資料です。それぞれの物価本には、当該団体が調査してデータ化したコストや単価に関する物価情報がまとめられており、工事費用を算出する際に、物価本に記されている金額などを参照することができます。
建設物価も積算資料も同様に物価本は定期的に最新号が発行されており、市場価格や市況は常に変動しています。そのため、物価本を活用して市場単価方式の積算を行うような場合、新しい物価本を使ってコストをチェックしなければなりません。
また物価本では都市別や取引規模別でコストが分類されており、自社の携わる工事と条件を合致させた上で金額を確認することが必要です。
30年の実績と土木積算のノウハウが蓄積された土木積算システムATLUS REAL Evo(アトラス レアル エボ)。
その大きな特徴は全国に配置した拠点による地域に密着したサポート体制とシステムのローカライズ(地域化)。
昨今、地域や担当者ごとの土木積算の特徴や習慣をおさえることが土木積算精度を上げるうえで大切になってきています。
アトラスでは各地の拠点にて地域の情報収集、検証作業を行い、知見を蓄積し、導入ユーザーに土木積算ノウハウを共有しています。
昨今の公共⼟⽊⼯事⼊札は、建設⼯事の中でも特に精度が求められています。
土木積算システム「アトラス(ATLUS REAL Evo)」を展開するコンピュータシステム研究所の協力のもと、公共工事、土木工事の落札のコツ・ポイントについて解説!