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土木積算のポイント 積算における物価本について

積算における物価本とは

積算とは土木・建設工事などにおいて、それぞれの工事作業にかかる材料費や労務費といったコストを個々に割り出し、積み上げて工事にかかる総費用を算出する作業です。

物価本とは実勢価格を記載している刊行物であり、様々な業界ごとに定期的に価格調査が行われて、その結果を反映したものが最新版として発行されています。

建設物価

建設物価とは、建設物価調査会が発行している建設業界の物価本です。建設工事に必要とされる資機材の価格や工事のコスト、賃貸料金といった諸費用を都市別に調査してまとめ、毎月定期的に発行しています。また建設物価には特集記事として建設業界に関するその時々の新情報や、建設資材関連の情報や統計資料なども合わせてまとめられていることが特徴です。

積算資料

積算資料は経済調査会が発行している月刊の物価本です。建設物価と同様に、建設工事にかかる資材価格や労務単価、その他の様々なコストを都市別・取引規模・流通状況といったテーマごとに調査して掲載しています。主要な資材に関するコストの推移や市場の様子、主要経済統計、さらには建設行政からの寄稿文といった内容も記載されていることが特徴です。

物価本の利用方法

物価本は最新の市場単価や市況を把握するための重要な資料です。それぞれの物価本には、当該団体が調査してデータ化したコストや単価に関する物価情報がまとめられており、工事費用を算出する際に、物価本に記されている金額などを参照することができます。

物価本を利用する際の注意点

建設物価も積算資料も同様に物価本は定期的に最新号が発行されており、市場価格や市況は常に変動しています。そのため、物価本を活用して市場単価方式の積算を行うような場合、新しい物価本を使ってコストをチェックしなければなりません

また物価本では都市別や取引規模別でコストが分類されており、自社の携わる工事と条件を合致させた上で金額を確認することが必要です。

「物価本の最新単価データ」を反映し、
都市別・取引規模別の選定もシステムで支援
土木積算において、材料費や資機材費の算出に用いられる「建設物価」や「積算資料」などの物価本は、積算精度を左右する重要な情報源です。しかし、これらの物価本は毎月発行されるため、該当する単価を探し出し、都市や取引条件に応じて適切に反映させる作業は手間がかかり、人的ミスのリスクもあります。
土木積算システム【ATLUS(アトラス)】では、「建設物価」および「積算資料」の最新データを月次でシステムに反映。発注エリアや仕様に応じて、都市別・取引規模別の単価をシステムが自動で選定・適用する仕組みとなっており、積算作業の効率化と精度向上を支援します。
さらに、国や地方自治体といった発注機関ごとの「優先すべき物価本」や「採用すべき単価月」といった積算ルールの違いにも対応可能。ユーザーが物価本を都度確認することなく、システム上で常に最新かつ適切な単価が自動的に選定されるよう設計されています。
加えて、過去の単価推移をグラフで確認できる機能や、特定資材の価格高騰・下落傾向を把握できるレポート機能も搭載。コスト管理や設計変更の判断材料としても活用されており、ATLUSは積算業務における“戦略的意思決定”を支えるツールとして機能しています。
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全国21拠点で地域の発注者特徴を把握&研究し積算精度を⽇々研鑽。

30年の実績と土木積算のノウハウが蓄積された土木積算システムATLUS REAL Evo(アトラス レアル エボ)。
その大きな特徴は全国に配置した拠点による地域に密着したサポート体制とシステムのローカライズ(地域化)。
昨今、地域や担当者ごとの土木積算の特徴や習慣をおさえることが土木積算精度を上げるうえで大切になってきています。
アトラスでは各地の拠点にて地域の情報収集、検証作業を行い、知見を蓄積し、導入ユーザーに土木積算ノウハウを共有しています。

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