こちらのページでは、直接工事費を算出するために必要となる「材料費」についてまとめています。材料費とはどのようなものを指すのか、また算出方法についても紹介していますので、参考にしてみてください。
「材料費」とは、施工を行う際に使う材料にかかる費用です。この材料費を算出する際には「使用する数量」と「仕入れ価格」の2つが必要となります。一見、材料そのものの価格のみをイメージしがちですが、例えば材料を現場に運搬する際に費用がかかってくる場合にはその費用も材料費に含まれる、という点は覚えておきましょう(ただし、輸送する際に使用する機械の維持費などは材料費には含まれません)。
また、取り付けを失敗してしまったなど、正常な範囲でのロス分も材料費に含まれます。ただし災害や盗難といった正常の範囲外の損失は含まない点には注意が必要となります。
材料費を算出する際の基本は「材料費の数量×材料の単価」となりますが、単純にこの数式で計算した場合には、施工時に自然発生したロス分が含まれないことになってしまいます。こうなると、受注側にとっては損をしてしまうため、ロス分を含めるために下記の計算式で算出します。
ここで用いる「ロス率」は、それまでの工事実績などの調査をもとにして、あらかじめ設定されている標準の値を使用します。また、上記の計算は、材料ひとつずつに対して行います。
このページでは、材料費について紹介していますが、材料費は直接工事費を算出するために必要な要素のひとつです。直接工事費を算出するには、材料費の他にも「労務費」や「直接経費」といった項目の算出も必要になってきます。
労務費は、施工にあたって必要となる労務の費用を指しています。
材料費、労務費、直接経費のそれぞれを計算することによって、直接工事費の算出できます。
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