ドボセキ 土木積算システムで絶対落札 » 地域別、具体的な積算のコツ » 沖縄県の土木積算・入札制度の地域傾向、特徴

沖縄県の土木積算・入札制度の地域傾向、特徴

公共土木工事の入札で勝ち、案件を落札するためには、より精度の高い土木積算が求められています。ここでは、土木積算システム「アトラス」を展開するコンピュータシステム研究所の協力をえて、沖縄県の土木積算の特徴・コツについてまとめました。

土木積算システム「アトラス」を展開するコンピュータシステム研究所では、全国21拠点に調査スタッフ&サポートスタッフを配置し、発注者ごとに異なる土木積算の傾向や癖などの情報を収集しています。大量の設計書の検証作業など、?々土木積算の精度を上げるためのローカルな情報を蓄積し、その知見を活かしシステムの精度アップや地域の土木業者のサポートを行っています。ここではその一部をお見せいたします。(下記情報は株式会社コンピュータシステム研究所の提供資料より引用もしくは参照し作成しております。)

沖縄県の入札制度の現状

入札制度及び予定価格について

沖縄県では今まで事前公表されていた予定価格が、2018年1月から事後公表されることとなりました。そしてその翌年の2019年6月からは総合評価方式の試行が始まり、翌2020年からは本格導入されています。さらにその後2018年には最低限価格・低入札調査基準価格においてランダム係数が採用される運びとなり、現在に至っています。

最低制限価格・低入札調査基準価格

沖縄県における最低限価格・低入札調査基準価格の算出式などは、以下の通り定められています。

算出式

「直接工事費」の100%に「共通仮設費」の90%と「現場管理費」の80%、「一般管理費」の70%が加算されます。

ランダム

上記の算出式で出された合計金額に対し、0.995~1.005の範囲内のランダム係数を乗じて算出されます。

歩掛と単価について

ほとんどの県や自治体においては国道交通省や厚生労働省などの基準を転用・流用されることが一般的ですが、沖縄県においては土木(港湾)・農林・林務の「公共3部」や「営繕(建築)」、「上水道(市町村)」などの一部工種においては独自の基準を持っています。

歩掛の特徴(沖縄県の土木積算)

公共3部(土木(港湾)・農林・林務)

土木(港湾)・農林・林務の公共3部の歩掛については毎年7月に年度改定が実施されますが、毎月の市場動向などによって内容が改定される可能性もあります。また、工種によっては一部県独自の歩掛を採用して積算を行うこともあります。(県農林は毎年10月に改訂)

上水道(市町村)

上水道(市町村)の歩掛は、毎年おおむね4月から7月の間に年度改定が実施されています。ただし、こちらは市町村によって状況が異なるため、必要に応じて都度確認をすることをおすすめします。

単価の特徴(沖縄県の土木積算)

公共3部(土木(港湾)・農林・林務)

土木(港湾)・農林・林務の公共3部の単価については基本的に4月、7月、10月、1月と労務改定のタイミングである2月~3月ごろに実施されますが、他にも市場動向によって改定されることがあります。2022年7月以降は実施設計単価表の物価資料も毎月改定となっています。

上水道(市町村)

上水道(市町村)において使用される単価の金額根拠は土木の実施設計単価表(4月、7月、10月、1月)をもとにされており、実施設計単価表に掲載されている資材の物価資料は同月のものを採用されています。また、特別調査単価については事前公表となっています。

営繕(建築)

営繕(建築)の単価については毎年7月の年度改定が実施されることに加え、4月・10月・1月には機労材を含めた省略単価の改定が実施されるのと、市場動向による内容の改定が実施されることがあります。

沖縄県の土木積算における特徴

経費基準

県土木建築部の独自性について

県の土木建築部の独自性として、養浜工の工事では「購入砂に係る間接工事費」の経費算出があります。

工事価格(予定価格)について

工事価格・予定価格ですが、税抜の工事価格は「1万円以下切り捨て」であり、一般管理費で切り捨て額を調整します。県農林についても「1万円以下切り捨て」ですが、一般管理費での端数調整は行いません。

物価資料の取り扱い

物価資料(建設物価・積算資料)に「全国」という記載があったとしても、沖縄県については適用外の可能性があるため注意しなければいけません。

労務補正について

亜熱帯修正では労務に補正がかかりますが、運転手や夜間工事などの場合においては補正がかかりませんのでこちらも注意が必要です。

磁気探査業務について

磁気探査業務に関する計上が有る場合、該当する業務の最低限価格の算出率がありますので注意が必要です。

沖縄県の土木積算において
多くの方が頭を悩ます、
予定価格から相違する箇所

【実例】県土木建築部発注の
「ゆいくる材品質管理費」についての
注意点

沖縄県の土木建築部が発注する案件の直接工事費において再生砕石が計上される場合、必ず技術管理費の中において「ゆいくる材品質管理費」が計上されることとなります。技術管理費において登録漏れが発生してしまった場合、予定価格に合致しない要因となってしまうため注意が必要です。

設計書
設計書1

設計書をどう読み解くかが積算精度向上の分かれ道となるでしょう。

【実例】県土木建築部発注
「施工箇所点在工事」についての注意点

同じく沖縄県の土木建築部が発注する案件の金抜き設計書左下に「施工箇所が点在する工事の積算」と記載がある場合、施工箇所点在での積算で問題はありません。しかしながらこの記載がない場合については特記仕様書などで「施工箇所点在」工事の適用有無を確認する必要がありますので、注意が必要です。

設計書2
設計書3

こちらも、設計書をどう読み解くかが積算精度向上の分かれ目です。

各地域の特徴を日々収集し研鑽しつづける土木積算システム「アトラス」

上記の他にもまだまだたくさんの各地域独自の土木積算の特徴やルール、クセ(習慣)などが存在しています。これらを土木会社の一人の担当者が常にキャッチアップしていくことはほぼ不可能です。
土木積算システム「アトラス」は全国21拠点のサポート体制を持ち、各地域の発注者の特徴や情報を日々収集し、検証作業を行い、システムのアップデートやユーザーのサポートをおこなっています。アトラスのサポートやシステムを使うことで効率的に地域特徴にあった土木積算を精度高く行うことが可能になります。

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全国21拠点で地域の発注者特徴を把握&研究し積算精度を⽇々研鑽。

30年の実績と土木積算のノウハウが蓄積された土木積算システムATLUS REAL Evo(アトラス レアル エボ)。
その大きな特徴は全国に配置した拠点による地域に密着したサポート体制とシステムのローカライズ(地域化)。
昨今、地域や担当者ごとの土木積算の特徴や習慣をおさえることが土木積算精度を上げるうえで大切になってきています。
アトラスでは各地の拠点にて地域の情報収集、検証作業を行い、知見を蓄積し、導入ユーザーに土木積算ノウハウを共有しています。

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