公共土木工事の入札で勝ち、案件を落札するためには、より精度の高い土木積算が求められています。ここでは、土木積算システム「アトラス」を展開するコンピュータシステム研究所の協力をえて、福岡県の土木積算の特徴・コツについてまとめました。
土木積算システム「アトラス」を展開するコンピュータシステム研究所では、全国23拠点に調査スタッフ&サポートスタッフを配置し、発注者ごとに異なる土木積算の傾向や癖などの情報を収集しています。大量の設計書の検証作業など、⽇々土木積算の精度を上げるためのローカルな情報を蓄積し、その知見を活かしシステムの精度アップや地域の土木業者のサポートを行っています。ここではその一部をお見せいたします。(下記情報は株式会社コンピュータシステム研究所の提供資料より引用もしくは参照し作成しております。)
福岡県の発注工事では、予定価格・最低制限価格ともに事前公表されています(随意契約を除く)。平成18年1月より、発注工事において予定価格と最低制限価格が公表されており、指名通知書にも両方が明記されています。そのため、入札参加者は通知書の内容をもとに積算を行います。土木工事、港湾工事、農林工事、治山林道工事のいずれにおいても事前公表です。
福岡県の最低制限価格の算出式は次の通りです。令和4年4月1日以降に公告・指名通知を行う入札から適用されています。
| 算出式 | 直接工事費×97%+共通仮設費×90%+現場管理費×90%+一般管理費×68% |
|---|---|
| 上限・下限 | 予定価格の92%~75% |
基本的に国の基準に準拠しています。歩掛の改定時期は毎年10月で、設計書にも記載されています。
福岡県制定の土木単価については、基本的に年2回(4月・10月)の改定ですが、実質的には毎月改定されています。市場単価については年4回(4月・7月・10月・1月)改定され、当月号が採用されます。
一般資材は毎月改定され、独自調査・物価資料(当月採用)・その他(3社以上の見積り)により決定されます。また、「積算資料」・「積算資料電子版」、「建設物価」・「web建設物価」、「土木施工単価」、「土木コスト情報」を参照している単価は、両誌の平均単価が採用されています。
経費基準については、基本的に毎年5月に改定が実施されます。また、週休2日制の取組みについては、令和7年10月に国土交通省に合わせた最新の補正率が公表されています。
設計書は基本的にExcel形式で配布されます。令和6年度に電算ソフトの変更が発表され、移行期間を経て令和7年度からは新電算システムの設計書へ完全移行となっています。
設計書のダウンロードは、基本的に入札する業者のみが可能です。単価適用日、単価地区、諸経費条件などの積算に必要な情報は、金抜き設計書に記載されています。
一方で、福岡県の設計書では代価表などの積算に関する詳細情報が添付されていないものが多く、正確な積算を行うことが困難です。また、設計書のパターンも複数存在しており、県土整備事務所ごとに形式が異なる場合があります。基本的な設計書形式は、グレー行の表示があるものです。
各地域の特徴を日々収集し研鑽しつづける土木積算システム「アトラス」
上記の他にもまだまだたくさんの各地域独自の土木積算の特徴やルール、クセ(習慣)などが存在しています。これらを土木会社の一人の担当者が常にキャッチアップしていくことはほぼ不可能です。
土木積算システム「アトラス」は全国23拠点のサポート体制を持ち、各地域の発注者の特徴や情報を日々収集し、検証作業を行い、システムのアップデートやユーザーのサポートをおこなっています。アトラスのサポートやシステムを使うことで効率的に地域特徴にあった土木積算を精度高く行うことが可能になります。
30年の実績と土木積算のノウハウが蓄積された土木積算システム「アトラス」。
その大きな特徴は全国に配置した拠点による地域に密着したサポート体制とシステムのローカライズ(地域化)。
昨今、地域や担当者ごとの土木積算の特徴や習慣をおさえることが土木積算精度を上げるうえで大切になってきています。
アトラスでは各地の拠点にて地域の情報収集、検証作業を行い、知見を蓄積し、導入ユーザーに土木積算ノウハウを共有しています。
昨今の公共⼟⽊⼯事⼊札は、建設⼯事の中でも特に精度が求められています。
土木積算システム「アトラス」を展開するコンピュータシステム研究所の協力のもと、公共工事、土木工事の落札のコツ・ポイントについて解説!