鳥取県発注の入札は予定価格が事後公表であり、積算に関しては競争が激しいエリアです。過去には1円単位で競争する積算制度の時期もありましたが、予定価格の10万円未満切捨と変更になったため、1円単位での競争をする積算制度は必要なく、合うことが当たり前の同札でのくじ引きがスタートラインとなります。よって、使いやすさやスピードもニーズの一つとなります。
市町村発注者は、事前公表・事後公表が混在しており、米子市においては事前公表となり逆算市場となります。県民局・市町村ともに合算工事、施工箇所点在工事、合算点在工事の発注が多いのも一つの特徴です。
年度改定は基本的に毎年10月の年1回となり、鳥取県積算基準を基に歩掛を搭載しています。資料に公表されているコードを搭載しており、検索において簡単に該当歩掛を見つけることができます。Vコードに関しては、役所が該当案件にて見積を採用しているものとなります。
鳥取県では「公共工事設計資材単価表」「物価資料平均単価」「特別調査による単価」「見積による単価」の優先順位で採用されておりますが、見積単価に関しては内訳書備考欄に公表されております。全面改訂が年2回の4月・10月、一部改訂が4月・10月以外の月となります。
基本的には国と同じですが、端数処理等が違うため、鳥取県積算基準を基に搭載しております。合算工事、施工箇所点在工事においては、国交省とは異なる計算になりますが、算出出来るように現在対応中となります。
処分費や大型遊具等の経費対象外の設定が必要な箇所があり、事前公表においても経費対象外の設定は出来ていない、金額が違っている場合は最低制限価格に影響を及ぼす項目になります。
上記の経費対象外の設定が必要になるのと、単価のマイナス計上が必要になる単価です。 刊行物単価ではマイナス表記がされていないので、鳥取県では注意が必要なポイントです。
長期割引については、通常“長期割引あり”を採用されることが多いですが、工事によっては“適用外”となることがあります。施工単価表に必ず記載がありますので、注意が必要です。 また長期割引補正と週休二日補正が掛かった際の補正後の端数処理が、“有効3桁止め、4桁目四捨五入”となりますので、この点も注意が必要なポイントです。
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