ドボセキ 土木積算システムで絶対落札 » 地域別、具体的な積算のコツ » 愛知県の土木積算・入札制度の地域傾向、特徴

愛知県の土木積算・入札制度の地域傾向、特徴

公共土木工事の入札で勝ち、案件を落札するためには、より精度の高い土木積算が求められています。ここでは、土木積算システム「アトラス」を展開するコンピュータシステム研究所の協力をえて、愛知県の土木積算の特徴・コツについてまとめました。

土木積算システム「アトラス」を展開するコンピュータシステム研究所では、全国21拠点に調査スタッフ&サポートスタッフを配置し、発注者ごとに異なる土木積算の傾向や癖などの情報を収集しています。大量の設計書の検証作業など、⽇々土木積算の精度を上げるためのローカルな情報を蓄積し、その知見を活かしシステムの精度アップや地域の土木業者のサポートを行っています。ここではその一部をお見せいたします。(下記情報は株式会社コンピュータシステム研究所の提供資料より引用もしくは参照し作成しております。)

愛知県の土木工事入札制度の
歴史と現状

市町村の多くが事前公表を実施

愛知県の土木工事入札では、9割以上が低入札価格調査基準、もしくは最低制限価格を設定しています。

また、愛知県では事前公表を行っている地域が多く見られ、県内の54市町村のうち、11市町村のみが事後公表での工事発注を実施しているという特徴も。

こうした背景もあり、市町村にもよりますが、愛知県では最低制限価格の前後で叩き合いが多く発生してしまう場合も見られます。

愛知県独自の発注システム

愛知県では県独自のシステムを利用している発注者が数多く存在しています。もちろん国交省基準を基本としてはいるのですが、独自の単価や歩掛、さらには独自のルールなどを持つ発注者が多く、これは愛知県における積算の特徴とも言えます。

また、今は国が指定している全国統一的指標に、「低入札価格調査基準または最低制限価格の設定・活用の徹底」や「施工時期の平準化」、「週休2日制工事の導入」がありますが、これらに発注者が積極的な姿勢を見せていることから、細かな積算条件の設定が発生しています。

愛知県の土木積算における
歩掛と単価と経費の特徴

歩掛の特徴(愛知県の土木積算)

愛知県では一部を除き、国土交通省や厚生労働省といった国の基準に歩掛も則っています。

土木においては、毎年10月に改定が実施されています。これには愛知県が独自とする基準「積算基準及び歩掛表」を使用。

農林では毎年7月に年度改定が行われ、農林水産省「土地改良工事積算基準」に準拠。同じく治山・林道の年度改訂も7月に実施されており、「治山林道必携」が基準として使用されています。

上水道は基本的に毎年8月に改訂が行われていますが、年度によっては異なる場合も。基準は厚生労働省の「水道事業実務必携」です。

単価の特徴(愛知県の土木積算)

愛知県での単価公表は、建設局・農林水産局・企業庁でそれぞれ行われています。 建設局と農林水産局が年12回、企業庁では年1回の単価公表です。

単価金額根拠に使用されているのは主に「建設物価」・「積算資料」・「土木コスト情報」・ 「土木施工単価」です。当月に発行された号より該当する2誌を参照とし、さらには愛知県のルールに則った平均値が割り出されています。

愛知県の土木積算において
多くの方が頭を悩ます、
予定価格から相違する箇所

見積単価について

愛知県では工事を発注する際の見積単価は、原則的に複数の業者から選定しています。土木積算における見積単価は3社以上の業者を選定し、行われています。

設計書記載のコードについて

愛知県の役所では、設計担当者が案件ごとに歩掛を作成していますが、その設計所に目印として「Vコード」を記載しています。対して、「Fコード」とは、公表単価や物価資料には載っていない見積単価を示します。「V」が歩掛、「F」が単価を表しています。

設計書記載のコードについて

経費計算時の諸経費対象外項目について

設計書の備考欄には、経費計算時の諸経費対象外項目についての記入があるため、確認を。記載方法としては、「直接工事費に含まれる処分費など」や、「諸経費対象外」といった記述、「桁等購入費」などが考えられます。

>経費計算時の諸経費対象外項目について

各地域の特徴を日々収集し研鑽しつづける土木積算システム「アトラス」

上記の他にもまだまだたくさんの各地域独自の土木積算の特徴やルール、クセ(習慣)などが存在しています。これらを土木会社の一人の担当者が常にキャッチアップしていくことはほぼ不可能です。
土木積算システム「アトラス」は全国21拠点のサポート体制を持ち、各地域の発注者の特徴や情報を日々収集し、検証作業を行い、システムのアップデートやユーザーのサポートをおこなっています。アトラスのサポートやシステムを使うことで効率的に地域特徴にあった土木積算を精度高く行うことが可能になります。

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地域ごとノウハウが充実
⼟⽊積算システムアトラスとは?
全国21拠点で地域の発注者特徴を把握&研究し積算精度を⽇々研鑽。

30年の実績と土木積算のノウハウが蓄積された土木積算システムATLUS REAL Evo(アトラス レアル エボ)。
その大きな特徴は全国に配置した拠点による地域に密着したサポート体制とシステムのローカライズ(地域化)。
昨今、地域や担当者ごとの土木積算の特徴や習慣をおさえることが土木積算精度を上げるうえで大切になってきています。
アトラスでは各地の拠点にて地域の情報収集、検証作業を行い、知見を蓄積し、導入ユーザーに土木積算ノウハウを共有しています。

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